キッチン便り
2022.9.1
災害時に備えた非常食づくり

防災訓練の一環として去る7月5日、当院キッチンにおいて、災害時に備えて非常食を作る訓練を行いました。

キッチンスタッフには非常食を作るということ以外は伝えてありません。

「今から非常食の訓練を行います。」
厨房内の照明電気を突然消して「災害が起りました。電気、ガス、水道は使えません。役割を指示しますので指示に従って調理を行って下さい。」の合図でスタートいたしました。
照明用ランタンを準備する人、カセットコンロを準備する人、非常時の水や非常用に常備されているご飯などを準備する人などに分かれました。非常用の機材や食料がどこにあるのか知らないスタッフはおらず、先ずは全員合格でした。

明日の仕込みで作った料理、冷凍ストックされた食材、缶詰、朝入荷された野菜などで瞬時に献立を決めて10種類の料理を作り、ドクターや他部署のスタッフに試食をしていただきました。時間にして1時間半の訓練でした。

完成!!

今回の訓練で、不自由なく当たり前に行っている調理作業も、全く別物だとスタッフ全員が感じてくれました。キッチンの弱点も見えました。試食して頂いたスタッフからの声も、次回の訓練の課題にしてまいります。

校正:文責 小石マタニティクリニック料理長  浅野辰也